日本テレホン（9425・JQS）。今回唯一の新顔です。発表後の後場寄りには反応があったのですが、その後は押され気味です。優待の品がオンラインショップの割引券ということで、食べ物・金券の類ではないので優待パワーはあまりないのでしょうか。株主還元というよりは、事業の認知度向上が狙いのようです。

コーア商事ＨＤ（9273・東証1部）。通常の優待に加え、創立30年記念優待でクオカード増額です。同時に株式分割（1→2株）・増配も発表されています。昨年の11月にも株式分割を行っており、最低投資金額的には随分敷居が低くなります。分割後の優待内容は出ていませんが、余力的には変更無しでも大丈夫そうです。今年1月から貸借銘柄となっており、クロスの人たちが殺到するとどうなんでしょうか。

ギグワークス（2375・東証2部）。2月25日に株式分割（1→3株）を発表し、優待の内容に変更無しで実質拡充です。優待の品は、子供商品券またはビットコインを1000円相当で、4・10月の年2回です。グループ会社でビットコインのマイニングをやっているそうです。

4・5月は優待銘柄が枯れる月で、優待パワーが集まりやすいです。3月末の権利落後に、その資金が向かうかどうか見ておきたいところです。

株式分割の発表で株価が上昇するパターンが多いこの頃ですが、相場の地合いが良いということですね。単元当たりの投資金額が低くなって新規投資を呼びやすい、ということです。が、地合いが悪ければ、分割後に増えた株の一部が売却される懸念、ということになります。