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信用倍率はほぼ変わらず。評価損益率は8%台に戻っています。
前週後半、市場全体のムードに改善感がありましたが、今週明け22日、日経平均株価は大続伸して一気に5万円台を回復。ところが個別銘柄は強弱マチマチで冴えない。例によってわずか3銘柄の寄与で日経平均株価ばかりが上昇する“良からぬ乖離”状態となってしまいました。
この状態が続くと暗い年越しになりかねないと危惧していたところ、昨日は日経平均株価は冴えないながら個別銘柄はしっかりしているという逆パターン。本日は米国のクリスマス休暇ということで日経平均株価は方向感に乏しく、市場全体も全く勢いがありませんでしたが、こういうときに個別銘柄が売り込まれていないのはむしろ地合いが悪くないことを示しているようにも思えます。
早いもので、2025年も残りわずかとなり、当欄も本日が今年最後です。今年は、4月に爆下げがありましたが、その後8月半ばまで市場実態が大変良好でした。それ以降は、日経平均株価が5万円台に乗せるという強い動きとなる一方で、市場実態のすう勢は弱含み状態になったとはいえ、地合いが大幅に悪化する事態にはなっていません。その結果、「2025年は良い年だった」と感じている参加者は結構いるのはないかと思います。
足元の相場はチャートで言うところの保合いのような状態で、収益環境としては好ましくありませんが、いずれ方向性が出ることは間違いありません。2026年は午年。市場全体が早々に颯爽と走りだすことを願っています。
