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信用倍率は8倍台に低下。評価損益率は4%台に改善しています。
4月5日に市場全体が大下げした後、前週から戻し基調になるかと予想していましたが、今週明けから下げが再開。日経平均株価は本日まで3日続落で3万8000円割れ。現時点で今年初めて13週移動平均水準を下回っています。グロース250指数は11日から5日続落で、今週は年初来安値を連日更新。昨年12月14日の安値も叩き割ってしまいました。
個別銘柄を見ても、「高値更新銘柄数<安値更新銘柄数」状態。市場全体の地合いの悪化が顕在化しています。前週当欄で取り上げた信用倍率は、前週末時点で8倍台に低下したとはいえ、いまなお高水準であることに変わりはありません。この需給要因からすると、仮に市場全体が下げ止まった様相になっても、個別銘柄の戻す動きになかなか勢いがつかないかもしれません。
来週末から業績発表が増えてきます。見どころのある数字を出しながらも強く売られる銘柄は安く拾いたいところではありますが、信用倍率を十分考慮のうえ、対象銘柄を絞り込んだほうがよいと思います。