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信用倍率は小幅低下。評価損益率は7%台に改善しています。
日経平均株価は前週26日から調子づき、5万円台を回復して11月を終えましたが、12月は大下げでスタート。20日移動平均がレジスタンスになったかのような形になっています。
本日はそこそこしっかりした上昇となってはいるものの、個別銘柄は売り優勢。例によってアドバンテスト・東エレク・ソフトバンクGの3銘柄で日経平均株価が上昇するという市場全体にとって好ましくない展開です。前週は市場全体によいムードが拡がっていましたが、果たして今週後半、そのムードに戻るのか。それが今年の締めくくりの相場を左右するかもしれません。
前週の当欄でふれた通り、年譲渡益課税の節税に絡む売り物が出やすい時期、利上げに対する警戒も加わって、需給的には厳しそうな感はあります。ただ、少なくとも、特定のごく一部の銘柄の強い寄与で日経平均株価が上昇して大方の個別銘柄は下げているという歪んだ状態が改善すれば、市場全体の地合いが著しく悪化することはないと思います。その視点で今週後半の動向を捉えてみてください。
