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信用倍率は7倍台に低下。評価損益率は改善が続いています。
日経平均株価は5月29日に3万8000円をしっかりと抜けて、「4万円回復」に向けて動き始めた、と思いたくもなる形になりましたが、翌日からの反落でやり直し。幸い、20日移動平均にひっかかってサポートされた格好で前週6日から反発モードとなり、今週早々3万8000円台を回復。5月13日の高値をわずかですが上回っています。
とはいえ、やはり3万8000円を超えてくると売り物も出てくるらしく、その先に進むのは容易ではなさそうです。その様子は、5月2週から上ヒゲが連続して横ばい状態になっている週足チャートに現れています。
日経平均株価がそうした動きを続けているおかげで、いかにも動きにくそうな雰囲気になっている銘柄が散見されるようになっています。日経平均株価を意識して売買されている主力銘柄ともなれば、そうなるのは致し方ないでしょう。
かといって、主力でない中小型株は軽やかに動いているのか、というと、そうとも言えません。中には強いトレンドを続けている銘柄もありますが、どういう属性の銘柄に勝機がありそうか、かなり不透明な印象です。
しかも、フィッシング詐欺対策として証券各社が導入した認証システムが関係していると思われますが、取引が縮小し、売買自体がしにくくなっている中小型株も少なくありません。
そうした中、売買のしやすさを重視するならば、取れる値幅は限定的としても取引量の多い大型株に注目するのも手だと思います。日経平均株価を意識して動く主力銘柄であれば、日経平均株価の「押し完了→上げ再開」局面での参戦を画策したいところです。